《養育里親になろうと思ったきっかけ》

元々は子どもが出来なかったことで養子縁組里親を希望していましたが、実際に子どもと一緒に生活するようになって、子育て経験のない夫婦で育てていくには、いろいろな人のサポートを受けられる養育里親の方が良いと感じたことと、ある里子さんが「勝手に養子縁組されたくない」と言った言葉に衝撃を受け、子どもには子どもの思いがあると感じて養育里親として頑張っていこうと思いました。

《養育里親を経験して》

「パパ」「ママ」と呼んでもらえた時には嬉しさを感じた反面、試し行動や病気の対応はとても大変でした。育てる中での「気になる」を周りに相談する時に、なかなか理解してもらえないことも大変でした。

《養育里親の役割》

里親を始めた当初は「私の子ども」と思っていましたが、今は「お預かりしている子ども」だと思って、周りに相談したり報告したりを心掛けています。そして、自立させていくことが役割の一つだと思いますが、子どもが巣立ってもずっと里親として支援していきます。

(養育里親 Sさん)