養育里親って大変そう。疑問質問解決します!

養育里親。興味はあるけど、大変そう。私にできるかしら?養育里親として対応できる時間はあまりないけど大丈夫かしら?子ども部屋って必要ですよね?夫婦そろっての登録ではないですが大丈夫ですか?などなど。疑問点や質問したい内容などは、たくさんあるかと思います。こちらのページでこれからどんどん取り上げていきますので、できる限り疑問を減らせるように。そして一人でも多くの方に、養育里親を広めていくことができるように。OHANAが皆様の疑問解決に努めていきます。

養育里親は一人でも(夫婦でなくても)できますか?

里親養育は、チームで行うものです。日々の養育は里親さんが担いますが、児童相談所や里親支援機関、乳児院や児童養護施設や、様々な専門職スタッフが子どもの最善の利益のために里親家庭と共に協働します。困った時も、気軽に相談できるサポート体制があります。

子育ての経験がなくても養育里親になれますか?

養育里親として活動するために必要な知識やスキルがあれば大丈夫です。これについてはトレーニングと実習で養育里親になるための準備をしっかりとしていただけます。これは子育ての経験がある里親希望者でも同じです。

子どもを引き受けた後、子どもの気持ちに寄り添えるか不安です。

養育の悩みについてはOHANA のスタッフ、同じ法人の中にある児童養護施設や乳児院の児童指導員、保育士、心理士、看護師、そして児童相談所の職員などがサポートします。子どもの心を理解するには里親同士で語り合うのも良いでしょう。地域の里親会により支援や交流活動もあります。里親になるための準備をしっかりとしていただけます。これは子育ての経験がある里親登録者の方も同じです。

どのくらいの期間子どもはいますか?

子どもとその家庭状況によって様々です。数日ということもありますし、数年、また時には18歳(もしくは20歳の誕生日)になるまでの長期委託もあります。委託当初予定していた期間が変わることもあります。

子ども部屋を用意する必要がありますか?

子どもの年齢や性別、発達などにもよります。例えば、ある程度の年齢の子どもでしたら、男女同じ部屋にしないという配慮が必要です。

登録後、すぐに迎え入れられますか?どんな子どもがいいか希望は言えますか?

まずは子どものニーズが最優先されます。いつどのタイミングで委託の相談があるかは、その時に養育過程を必要とする子どもが、どのようなニーズを持っているかにもよりますので、いつとはお答えできません。その子どもに合う里親を探すために、マッチングという作業が行われます。また、子どもについて希望を伝えることは可能ですが、希望が多ければ多いほど委託の相談が来なくなる可能性もあります。自分たちが養育里親としてどこまでできるかについて把握していることは大事ですが、様々な子どもを受け入れるという広い心を持つことも必要になるでしょう。

季節里親や家庭体験について

土日のみや、夏休みや春休みなどの短期間だけ預かるといった形もあります。短い期間だけ一緒に過ごす里親さんもいて下さると助かります。

養育里親と養子縁組の違い

「養育里親」は法的には親子関係を結ばずに、一定期間子どもを家族の一員として迎え入れ、育ててくださる方のことを言います。養育里親の子どもは自分が生まれた家庭で生活できるようになれば実親家庭に帰ります。一方、「養子縁組里親」は法的に子どもとの親子関係を結び、子どもを育てていく方のことを言います。

経済的負担について

養育里親には、国や県の規定に基づき、子どもの養育費として里親手当、生活費、学校教育費、子どもの医療費などが支給されます。